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Interpreter of Maladies by Jhumpa Lahiri

(邦題 『停電の夜に』)
著者はインド系アメリカ人2世で、この短編集にもインドからアメリカに移住してきた人たちが登場します。
こういった立場の人から見たお話を読むことがなかったので新鮮でした。

思い通りにいかない、どこかズレていく人の関係の描き方が見事です。
私が印象に残ったのはなんとなく他の話と毛色が違う”The Treatment Of Bibi Haldar”でした。
Bibiという女性は原因不明の持病を患っていて、突然ヒステリーを起こしてしまったりします。
お医者さんが結婚をすれば直るだろうと言いBibiもその気になるのですが、果たして結婚相手は見つかるのか…。

最後のあたりがすごくショッキングでした。
これは一応ハッピーエンド…なんだろうか?
さっぱりしているのに複雑なラストが心に残りました。
あと何気なく本の裏を見たら著者の写真が載っていましたが、とても美人でビックリしました。

Interpreter of Maladies Interpreter of Maladies
Jhumpa Lahiri Janet Silver

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