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The Girl Who Loved Tom Gordon by Stephen King

(邦題 『トム・ゴードンに恋した少女』)

好きな作家の本を集めるのもいいけど、新しい作家を発掘するのもまた一興…。ということで、超有名作家であるにもかかわらず読んだことがなかったスティーブン・キングの作品を読んでみました。グリーン・マイルやミザリー、シャイニングは映画で見たことがあったので、まずは筋書きをまったく知らないこの本にしました。

レッドソックスの投手Tom Gordonのファンの女の子Trishaはお母さんとお兄ちゃんと一緒にハイキングに出かけます。離婚してからというものお母さんとお兄ちゃんは口げんかしてばかり。ハイキングに出かけた日もTrishaのことはお構いなしで二人で先を歩きながら言い争います。そんな二人に嫌気がさしたTrishaはふと二人とは違う道を選び、いつしか迷子になってしまいます…
ボロボロになりながら歩くTrishaにはだんだん不思議なものが見えるようになり…

<感想>
本の表紙からするとわりと怖そうな雰囲気がしましたがそこまででもなかったです。普通じゃないことが起こるまでが意外と長かったのでまだかな~という感じになりましたが、Trishaが助かるのかというだけでも気になったので脱落できませんでした。それにしてもTrishaには災難が次々に押し寄せて…もうやめたげて~!と思っちゃいました。助けるという意味のsaveと野球のセーブがかかってたり、ラストもピッチャーが好きな女の子って要素がしっかり生きてるしなかなかでした。

メジャーリーグの選手詳しくないので知らなかったのですが、Tom Gordonって実在する選手なんですね。90年代に活躍した方だそうです。でもGordonさんビックリしなかったんでしょうか。え、俺?みたいな。笑

英語のwikipediaを見て知ったんですが、作中に登場する"The God of the Lost"というのはネイティブ・アメリカンの神話に出てくる悪魔が元ネタと見られているようですね。アメリカの北東~カナダの森に住んでいて迷った人間をいたぶった挙句食べてしまうそうです。ネイティブ・アメリカンの文化には他の文化と同じく、一人前の大人と認められるためには勇気を出して危険なことをやりとげなければならないという考え方があるというようなことも書かれていました。たしかにこれはラストシーンにも通じるものがあります。
こういう知識が読む前にあって、ああこの元ネタはあれだな!とわかったらさらに楽しめたかもしれません。背景知識は大事ですね~。

キングファンからするとちょっと他のキング作品とは違う印象みたいなので、他の代表作的なのも読んでみようかなと思います。
 
 
0671042858 The Girl Who Loved Tom Gordon
Stephen King
Pocket 2000-02-01

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