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The Sea of Tranquility by Katja Millay



Amazon.comで非常に評価が高かったので読んでみました。
叔母と暮らす女の子が新しい高校に編入するところから物語は始まります。
この女の子の特徴はロシア系の名前を名乗っているということ、黒ずくめの服装をしていること、そして「一切口をきかない」ということ。
一体どんな出来事があって、口をきかなくなってしまったのか…?


続きは右下の文字リンクからどうぞ(ネタバレあり)

ヒロインに謎が多く、過去に何が起こったのかを知りたい一心で読み進めました。タイトルの意味が明らかになるシーンがとても綺麗。でもちょっと設定がありえないかな…と思う部分もありました。(フィクションなのは百も承知ですが)ああいう事件が起こったとして、あの名前を使って生活しようとするかな?とか、一切口をきかないのにあんなふうに関係を築けるだろうか?とか…。それにDrewは一度パーティで酔いつぶれているヒロインをJoshの家に放置して帰っているのに、その後ヒロインといい友達みたいになっていくのも意外でした。個人的に好感が持てるキャラクターが少なかったです。絵が得意な男の子くらいでしょうか。あと、この作品では「名前の意味」が重要な要素として出てくるので、最後あたりにEmiliaの名前の意味が出てくるかと思ったのですがそれはなかったですね笑 ちなみに調べたところEmiliaという名前にはライバルという意味があるそうです。
 辛口気味で描いてしまいましたが、続きが知りたいと読者に思わせるという意味では、とても優れた作品だと思います。


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