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6人の容疑者 by ヴィカース スワループ

スラムドッグ・ミリオネアのVikasさんの2作目「6人の容疑者」。
今回は和訳で読んでみました。

面白かったです。
その国の陰の部分を知ることができる小説ってどうしても少し重くなりがちなんですが、ヴィカースさんの本は純粋にエンターテイメントとしても楽しめるので好きです。
この本はヴィッキー・ラーイという青年(殺人までしているのに政府要人の父の力で無罪になっている)がパーティ中に殺され、その6人の容疑者を一人ずつクローズアップしていくという形式です。
インド人ばかりでなくアフリカの少数民族の青年やアメリカ人も含まれていて、彼らの目線から見たインド像もなかなか興味深いです。
このアメリカ人青年(Google創設者ラリー・ペイジと同じ名前のためにトラブルに巻き込まれる)がほんとにおバカで笑えます。彼がこの作品を明るくするのに一役買っていると思います。
最初は何の関係もなさそうだったこの6人、下巻のあたりでは互いに少しずつ関わっていたことがわかります。

犯人が明らかになるのは本当に最後の最後です。まったくムダがありません!
私が途中で「もしやあの人が犯人?って違うか…」と思った人が犯人でした。笑
結末に至るまでも十分面白く最後にちゃんとカタルシスが得られる という作品を読んだのは久々な気がします。
勉強のための読書もいいけどやっぱり読書は楽しくあるべきだ!

この作品、すでに映画化決定されているのも納得の出来です。犯人がわかっていても映像で見てみたいかも。
ヴィカースさん、私の好きな作家リストに加わりそうな勢いです。
あとがきでは新作の構想もできているとのこと…すでに執筆中かな??楽しみです。

4270006021 6人の容疑者 上
ヴィカース スワループ 子安 亜弥
武田ランダムハウスジャパン 2010-09-16


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0312630735 Six Suspects
Vikas Swarup
Minotaur Books 2010-08-17


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