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Damaged: The Heartbreaking True Story of a Forgotten Child by Cathy Glass

何年経っても内容が忘れらない本ってありますよね
この本は私にとってそんな本の中の一冊になりそうです…。

著者の仕事はfoster carerで、虐待などの事情があって親と引き離された子どもを家で引き取り、一定の期間一緒に暮らしながら面倒を見ています
そんな著者が預かることになったJodieは問題児中の問題児で、大声をあげたり、殴ったり、わざとお漏らしをしたり。
そんなJodieと一緒に暮らしていくうちに、著者はJodieが受けた恐ろしい虐待の内容を少しずつ知っていくことになります。

同じようなテーマの本はこれまでにもたくさん読んできましたが、子どもの人格がここまで破綻させられてしまったケースは初めて見ました。
虐待の内容は…もう本当に言葉に尽くせないほど酷いです。これが実の親によるものだというのだから…本当に信じられません。
こういった本が出ることで子どものケアに関するシステムの問題点が広く知られ、改善されていくことを願います…。







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“ Only Time Will Tell ” by Jeffrey Archer

ジェフリー・アーチャーによるシリーズ物の一作目です。
この巻ではとある少年が青年になるまでを中心に描いています。
父親は戦争で死んだと聞かされていた少年ですが、その裏には大きな秘密があり…。

いろいろな人の視点からひとつの物語が語られ、さまざまな方向から事実が明らかになってゆくのが面白いです。

この著者はストーリーテリングの名手だと思います!ぐっと引き込まれるしだらだらと冗長な場面がないのが好きです。
章の中でもさらに細かく内容が区切られているので一息つきやすく、読みやすいですよ。
ただ、登場人物が一面的という感じはしますね。これはケン・フォレットの小説でも思いましたが。
大河小説はそういう傾向になるんでしょうか。
かなり続きが気になるところで終わっていてまだ続編が出ていないので、そこは注意です!


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The Lock Artist by Steve Hamilton

鍵開け名人の男の過去の物語です。
彼は今刑務所にいて、昔を思い出しながら語っています。
語ると言っても彼は幼少時のトラウマによって声を出すことは一切できません。
いったい何があったのかが気になりどんどん読み進んでしまいました。

過去の出来事が交互に語られるのですが、そのふたつの過去が時間的にあまり離れていないので後半少し混乱してしまいました^^;
でも一つ一つのシーンで何が起こっているのかはわかりやすいので最後まで読み切ることができました。
幼少期に何があったかはずいぶん引っ張られましたが、これはトラウマを抱えてしまうのも納得の恐ろしい出来事です…。

やっぱり出だしで心をつかまれた本は読み切れる確率が高いです。
なか身検索もいいけど、キンドルの目に優しい画面でサンプルを読むとよりじっくり吟味できるな~と思いました。
一生に読める本の冊数は限られているのだから、面白いものを厳選して読んでいこうと思います。



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"The Princess & the Penis" by RJ Silver

サラリと読めて笑える短編です。

<あらすじ>
ある王国にとても綺麗なお姫様がいました。
王様はお姫様をかわいがるあまり男たちから徹底的に遠ざけていました。
そんなお姫様のベッドにある晩「アレ」が現れます。
まわりの大人たちはなんとかしてそれを追い払わせようとしますが…

<感想>
自分のベッドに現れたものが何なのかさえわからないお姫様と周りの大人達の温度差が笑えます。
王様の姉達の会話にも笑いました。
何か面白いものが読みたくなったらぜひどうぞ。




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