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" The Night Circus " by Erin Morgenstern

夜にしか開かない不思議なサーカスを舞台にした物語です。

<あらすじ>
とある魔術師(Prospero the Enchanter)とそのライバル(Mr. A.H—)が勝負の約束をします。
といっても自分達が戦うのではなく、それぞれが選んだ不思議な力のある子どもを将来競わせようという契約です。
魔術師は娘のCelia、Mr. A.H—は孤児だったMarcoを選びます。
対決も、詳しい事情もなにも聞かされぬまま対決への準備をさせられる二人。
サーカスが舞台になるというその勝負。果たしてどんなものなのか…?

<感想>
全編に漂う静かな雰囲気がすごくいいです。まさに表紙のイメージとぴったり。
たびたび挟まれるお客目線で見たサーカスの描写も想像力に溢れてます。
この雰囲気は好きなんですが、登場人物が遠く感じるのが欠点かも。
人物に感情移入できないと、その人物の行く末もどうでもよくなっちゃうんですよね。
メイン二人がなぜそんなに熱烈に愛し合ってるのかよくわからず、ちょっとおいてけぼりなかんじになりました。
でもサーカスの描写と雰囲気がとても気に入ったので、読んで良かったです。
ちなみに日本人キャラも出てきます!

 

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"Where the Mountain Meets the Moon" by Grace Lin

Amazon.comでの評価の高さに惹かれて読んでみたら、とてもいい本でした。
面白いし、教訓も得られるし、子どもむけの本として完璧だと思います。

<あらすじ>
Minliは貧しい家の一人娘。物語を聞かせてくれるやさしいお父さんと、生活苦から毎日ため息ばかりついているお母さんとともに、荒れ山と枯れかけた川の近くでくらしています。
村にやってきた金魚売りが売っていたのは幸運の金魚。両親の生活をよくしたいMinliはなけなしのお金でその金魚を買ってしまいます。
もちろんお母さんはそのことに大怒り。
Minliは金魚を手放すことにしますが、川に放そうとした金魚がなんと喋り出し、何でも知っているという月の老人のすみかに行く方法を教えてくれます。
Minliは、月の老人に一家の運を変える方法を教えてもらう旅に出ることにします…。

<感想>
話の中に登場人物が語る短い物語が頻繁に挟まれます。それらの話の中で語られることが伏線になっていることも多く、「おお~そういうことだったのか!」という感覚を何度も楽しめました。
ないものを嘆くのではなく持っているものを大事にする、感謝するということの大切さが改めてわかります。
しかし説教臭い感じはなく、物語として大人でも楽しめると思います。
表紙のニューベリー賞受賞のしるしは銀色ですが、これ大賞でも良かったんでないの?と個人的に思いました。おすすめです。

0316114278 Where the Mountain Meets the Moon
Grace Lin
Little, Brown Books for Young Readers 2009-07-01


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kindle買いました

やっとキンドル3買いました。
わ~いわ~い
もうすぐ新しいのがでるという噂もありますが…なぜか突然欲しくなったので。
円高なので16000円ぐらいで買えました。
しかも注文して2日で届くというアマゾンの本気ぶり。
手に入れてみるともっと早く買っておけばよかった~と思うほどいいものでした。

まず画面のみやすさに感動。
長時間読んでも画面が原因で疲れるという印象はありません。
文字の小さいペーパーバックに苦労してきたので文字の大きさが調節できるのはとっても助かります。

読みあげ機能も便利ですね~。
思った以上に自然です。男性の声と女性の声が選べますがこころなしか男性の声の方が自然な気が。
単語の読みがわからない時に便利です。
また読んでいて退屈な場面になったら読みあげモードにして聴きながら文字を目で追って軽く流したりしてます。

あとわからない単語を選択するとすぐ意味が表示されるのがいいですね!英英辞書ですが。

画面を保護するシートも買おうかなと思ったけど、思ったより傷つきにくそうな画面だったので本体のカバーだけで大丈夫っぽい感じです。

カバーは閉じた時に画面に重なる部分にポケットとかついてないものを選びました。
ちょっと独特な匂いがあるけどシンプルだし安いし満足してます。
カバーつけてないときの本体裏側の手触りも好きなんですが、つけてないとうっかり次のページに進むボタンを押しちゃうことが多いのでほとんどつけたままです。

ディズニーの美女と野獣のワンシーンにベルが天井まで本が並んでいる部屋をプレゼントされて喜ぶシーンがありますが、3500冊も本が入るキンドルはあの部屋を持ち運べるようなものですね。
すごい時代になったものです。

これからもっと洋書読みまくるぞ~


B0057M24AK 【39s】Kindle 3用 PUカバーケース
39s


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" The White Tiger " by Aravind Adiga

邦題:『グローバリズム出づる処の殺人者より』 訳:鈴木恵

ブッカー賞を受賞した本です。
設定は、とあるインド人の起業家が、インドを訪問する予定の中国の首相に対して手紙を書いているというものです。
運転手兼召使だった主人公が主人を殺して成功するまでを思い返して手紙にしたため、中国の首相に起業家精神を教えようとしています。

<感想>(ちょっとネタバレあり?)
主人公の語り口が、皮肉がきいてて面白いです。
これまでインドの著者が英語で書いた本を何冊か読んできましたが、それらの本では書かれていなかったインドが見れた気がします。働いてる人の様子とかがけっこうリアルです。

でも…別に主人を殺さなくてもよかったような気が…
アメリカのアマゾンのレビューでもただお金持って逃げればよかったんじゃない?って言ってる人がいましたが私も同意です。
すごい嫌な奴とかだったらまだわかるんですけどわりかしいいところもある主人なんですよね。
まあ完全にいい人でもないんですが。
でもやっぱり殺人者が書いてる手紙っていうことにしたほうがあらすじ的にもキャッチーだからそれを狙ったのかなと思います。
この邦題が興味をそそられるのも殺人者っていう文字が入ってるからだと思いますし。
あと、運転手をしていた時代の描写が大半で起業してから成功するまでは駆け足で語られていたのもちょっと拍子抜けでした。

今回は原書と訳を比べながら読んでみました。
全部は大変なのでここどうやって訳すんだろう?と思ったところだけ参照してみましたがなかなか勉強になります。
そうしたら一か所、訳が抜けているところを発見してしまった^^;主人公が足を洗ってあげているところで…
抜けていても特に違和感がない短い文ではありますが。
こんなこともあるんですねぇ。
訳比べ読み、英語のニュアンスを理解するのに役立ちそうなのでこれからも気が向いたらやろうと思います。

1843547228 The White Tiger
Aravind Adiga
Atlantic Books 2009-03-01


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おすすめ防水mp3プレーヤー

私が何年も前からお風呂場で愛用しているアイテムをご紹介します。
防水mp3プレーヤーのjuke towerです。

お風呂に入ってる時ってちょっとたいくつだな~と思ってまして…(特に髪や体を洗ってる時)
音楽でも聴けたら楽しくなるんじゃないかと思って買いました。

mp3ファイルを入れる用のusbと、電池3つが必要です。
スイッチ入れてから再生されるまでにちょっと時間がかかったり、不便な部分もあります。
音質もものすごく綺麗というわけではないです。

でもなかなかデザインもおしゃれだし(グッドデザイン賞受賞)、けっこう気に入ってます。
料理しててBGMが欲しいときにもたまに使ったりします。
洋楽を流せば暇をつぶしつつ英語の勉強にもなって一石二鳥かも。
私は最近テイラー・スウィフトちゃんが好きなのでこれでよく聴いてます。

B001871F7G ノーリツ 防水MP3プレーヤー juke tower SJ-10MP
ノーリツ 2008-04-21

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