" The Night Circus " by Erin Morgenstern 夜にしか開かない不思議なサーカスを舞台にした物語です。 <あらすじ> とある魔術師(Prospero the Enchanter)とそのライバル(Mr. A.H—)が勝負の約束をします。 といっても自分達が戦うのではなく、それぞれが選んだ不思議な力のある子どもを将来競わせようという契約です。 魔術師は娘のCelia、Mr. A.H—は孤児だったMarcoを選びます。 対決も、詳しい事情もなにも聞かされぬまま対決への準備をさせられる二人。 サーカスが舞台になるというその勝負。果たしてどんなものなのか…? <感想> 全編に漂う静かな雰囲気がすごくいいです。まさに表紙のイメージとぴったり。 たびたび挟まれるお客目線で見たサーカスの描写も想像力に溢れてます。 この雰囲気は好きなんですが、登場人物が遠く感じるのが欠点かも。 人物に感情移入できないと、その人物の行く末もどうでもよくなっちゃうんですよね。 メイン二人がなぜそんなに熱烈に愛し合ってるのかよくわからず、ちょっとおいてけぼりなかんじになりました。 でもサーカスの描写と雰囲気がとても気に入ったので、読んで良かったです。 ちなみに日本人キャラも出てきます! PR