The Sea of Tranquility by Katja Millay Amazon.comで非常に評価が高かったので読んでみました。 叔母と暮らす女の子が新しい高校に編入するところから物語は始まります。 この女の子の特徴はロシア系の名前を名乗っているということ、黒ずくめの服装をしていること、そして「一切口をきかない」ということ。 一体どんな出来事があって、口をきかなくなってしまったのか…? 続きは右下の文字リンクからどうぞ(ネタバレあり) つづきはこちら PR
PC用のスピーカーを新調(Olasonic USBパワードスピーカー TW-S9) 今までロジクールの千円代のやつを使ってたんですが、パソコンの前にいる時間も音楽聴いている時間も長いし、もうちょっといいものにしてもいいのでは?と思い、olasonicのUSBスピーカーに変えました。 私のテレビ用のスピーカーは数年前に買ったolasonicなんですが、それと比べるとスピーカー部分に埃が溜まりにくくなっているところが進化を感じます。私はパールホワイトにしたんですが卵型と相俟って近未来感が素敵。デザインかなり気に入ってます。 あとすごくいいなと思ったのが、電源ボタンのライトが優しい白色で眩しくないところですね。ここはけっこう大事だと思います。前に使っていたロジクールのは電源を入れると黄緑の小さいライトが点くんですが、PC画面を見ているときに視界に入るとちょっと気になるので前に小物を置いたりして隠してました。 音質ですが、今まで使ってたスピーカーでは聞こえなかった音が聞こえて感動しました^v^私にはこれで充分です。 値段も高すぎず、デザインも音質も良くて満足な買い物でした。
"Tell the Wolves I'm Home" by Carol Rifka Brunt この本を読んでいない人は今すぐ読みましょう! と言いたいぐらい良かったです。 最初の部分だけでもまずAmazonで読んでみてください。 あらすじ: Juneは14歳の女の子。誰にも言えないが叔父さんのFinnに恋心を抱いていた。Finnはエイズ患者で、Juneとその姉Gretaのポートレイトを描いた後にこの世を去ってしまう。Finnの葬式会場には、見知らぬ一人の男性が来ていた。招かれざる客のようだが、彼はいったい何者なのか… 舞台は1980年代のアメリカです。 文章がとてもいいです。比喩も上手いし情景が目に浮かびます。 Finnも最初の方で亡くなってしまいますがとても魅力的な人物に描かれているし、Juneの不器用な感じにも親近感を覚えてしまって、物語に入り込むことができました。 JuneのFinnへの愛の物語であると同時にJuneとGretaの姉妹愛の物語でもあります。 誰かを愛すると嫉妬を覚えることがありますが、これはそんな嫉妬の物語でもあります。 この話の一番重要な小道具はFinnの描いたポートレイトですが、物語の最後の最後にそのポートレイトがどうなったか…ここがとても美しいと思いました。 14歳の目線で描かれているので英語もそれほど難しくなく、読みやすかったです。 どうやら翻訳はまだ出ていない様子。 こういう小説を翻訳が出る前に原語で楽しめるということが、英語を勉強したり多読をやってきたことの最大のご褒美だと思います。
Middlesex by Jeffrey Eugenides 難しそうだし長いので後回しにしていた本ですが、数年ぶりにチャレンジしたら完読することができました アメリカに渡ってきたギリシャ系一家の物語です ピュリッツァー賞受賞作だけあって当時の文化の勉強にもなります ミドルセックスとは地名ですが主人公が両性具有であることにもかかっていますね これだけ長い話を読みきれたのは筆者の文章力がすばらしいからだと思います あまりに生き生きと描かれているのでまさかこれ実話??と思ってしまいました(本当はフィクションです) 両性具有の主人公の話と聞いていつそれが発覚するのかハラハラしながら読んでいましたが…けっこう後の方でした でもそこまでに至る祖父母や両親の話もなぜ主人公が両性具有の体で生まれてきたのかに関わる大事な部分です とはいえ文章が良くなかったら途中で挫折していたかも^^; 主人公が両性具有だったとわかったら祖母のデズデモーナはどう反応するのかが気になっていましたが…あの展開は予想外でした 読後感は良かったです。 主人公がティーンエージャーになって女の子なのに背が高くなってきて…のあたりでイメージ映像が栗原類になりました(笑 日本人ですが中性的な感じがそれっぽいかなと。 何というか…「持っている」作家っていうのはちょっと読んだだけですぐわかりますね~ こういう作家の作品に出会えると読書好きで良かったと思えます とても良かったので同じ著者の作品"The Virgin Suicides"を読み始めました 設定が珍しくなかなか引き込まれます
"Why We Get Fat: And What to Do About It" by Gary Taubes 人はなぜ太るのか・そしてどうすればいいのか?という本です ダイエットする上で大事なのは食事・運動・そして知識だと思います たとえば太りやすい食べ物を我慢するにしても、こういう食べ物はなぜよくないのか、体内では何が起きるので太りやすくなるのかなどが理屈で説明されていると我慢する上でとても役に立ちます この本にはそういう「なぜ」かが詳しく載っているのでこれを読むと効率よくダイエットできるのではないでしょうか 栄養学関連の用語がでてくるのでその分レベルは上がるかもしれませんが、レビューを見たところ翻訳があまり評判よくないので勉強がてら原書で読むのもいいと思います