Middlesex by Jeffrey Eugenides 難しそうだし長いので後回しにしていた本ですが、数年ぶりにチャレンジしたら完読することができました アメリカに渡ってきたギリシャ系一家の物語です ピュリッツァー賞受賞作だけあって当時の文化の勉強にもなります ミドルセックスとは地名ですが主人公が両性具有であることにもかかっていますね これだけ長い話を読みきれたのは筆者の文章力がすばらしいからだと思います あまりに生き生きと描かれているのでまさかこれ実話??と思ってしまいました(本当はフィクションです) 両性具有の主人公の話と聞いていつそれが発覚するのかハラハラしながら読んでいましたが…けっこう後の方でした でもそこまでに至る祖父母や両親の話もなぜ主人公が両性具有の体で生まれてきたのかに関わる大事な部分です とはいえ文章が良くなかったら途中で挫折していたかも^^; 主人公が両性具有だったとわかったら祖母のデズデモーナはどう反応するのかが気になっていましたが…あの展開は予想外でした 読後感は良かったです。 主人公がティーンエージャーになって女の子なのに背が高くなってきて…のあたりでイメージ映像が栗原類になりました(笑 日本人ですが中性的な感じがそれっぽいかなと。 何というか…「持っている」作家っていうのはちょっと読んだだけですぐわかりますね~ こういう作家の作品に出会えると読書好きで良かったと思えます とても良かったので同じ著者の作品"The Virgin Suicides"を読み始めました 設定が珍しくなかなか引き込まれます PR