忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

"Three Cups of Tea"はウソだった?

『スリー・カップス・オブ・ティー』という本を読んでます。
パキスタンの子どもたちのために学校を建てたアメリカ人男性の体験記でわりと楽しく読んでいたのですが、どうもこの本の内容にねつ造された部分があるらしく著者は訴えられてしまったのだそうです。
(少し前のニュースのようですが)

確かにちょっとひっかかる部分はありました。
なんでホテルの客室係がいきなり進んで交渉に協力してくれたんだろうとか
自分の体験を語るという形式なのになぜ共著なのかとか…
まあ、多少の脚色はあるのかな?と思いつつ他の人の意見が知りたくなりアメリカのAmazonのレビューを見たのがきっかけでこのことを知りました。
著者が代表をつとめる協会への寄付金の不正使用も問題になってるみたいですね~。
本の印象だといくらお金に困っても学校のためにもらったお金を自分のふところに入れるなんて考えもしない人という感じだったのに…なんだか残念です。
フィクションと割り切って最後まで読もうかな…とも思いますが、読んでいるとこの出来事もウソなんじゃ…と思ってしまって知らなかった時のようにはのめりこめないですね、やっぱり…
 
0143038257 Three Cups of Tea: One Man's Mission to Promote Peace . . . One School at a Time
Greg Mortenson David Oliver Relin
Penguin (Non-Classics) 2007-01-30

by G-Tools


拍手

PR

千の輝く太陽 by カーレド・ホッセイニ

原題:" A Thousand Splendid Suns" by Khaled Hosseini

またまた和訳で読みました。

Kite Runner(邦題:君のためなら千回でも)もアフガニスタンで暮らす人々の苦しみが描かれていましたが、こちらのほうがかなり重いと感じました。
二人の人物の友情の物語という点では同じですが、今度は女性のお話です。
Kite Runnerにも辛いシーンは多いものの途中で辛さを忘れさせるような幸せな時間も描かれますが、これはほぼ全編を通じて苦しみが続いている印象です。
あと、Kite Runnerでは二人の友情の強さがひしひしと感じられたのですが今回はそれに比べると少し弱かったので、希望が残るラストとはいえなんとなく鬱々とした感情が残ってしまいました。
Kite Runnerでは途中とラストで涙が出ましたが、今回は泣きませんでした。

でも読まないほうがいいというのではなく、できるなら読んでおくべき本だと思います。
明るい部分が少ないと言っても、アフガニスタンではこの本に出てくる二人の女性よりさらに辛い境遇で亡くなって行った女性もたくさんいるだろうし、この題材にしている以上は無理に明るく書くのもなんだか違うと思うので…

アフガニスタンに何年にどのようなことが起こって…という描写は前作より細かいと感じました。
アフガニスタンの歴史の勉強にもなると思います。
単なる箇条書きでは印象に残らないことも、登場人物の目線で体験すると違って見えます。

文章表現もさらにレベルアップしているような。
語り手の頭の中のイメージから現実に引き戻される感じとか、逆に現実からイメージへ変わっていく感じの箇所があって、うまいな~と思いました。

4152089768 千の輝く太陽 (ハヤカワepiブック・プラネット)
カーレド ホッセイニ 土屋政雄
早川書房 2008-11-25

by G-Tools
1594483078 A Thousand Splendid Suns
Khaled Hosseini
Riverhead Books 2008-05

by G-Tools


拍手

6人の容疑者 by ヴィカース スワループ

スラムドッグ・ミリオネアのVikasさんの2作目「6人の容疑者」。
今回は和訳で読んでみました。

面白かったです。
その国の陰の部分を知ることができる小説ってどうしても少し重くなりがちなんですが、ヴィカースさんの本は純粋にエンターテイメントとしても楽しめるので好きです。
この本はヴィッキー・ラーイという青年(殺人までしているのに政府要人の父の力で無罪になっている)がパーティ中に殺され、その6人の容疑者を一人ずつクローズアップしていくという形式です。
インド人ばかりでなくアフリカの少数民族の青年やアメリカ人も含まれていて、彼らの目線から見たインド像もなかなか興味深いです。
このアメリカ人青年(Google創設者ラリー・ペイジと同じ名前のためにトラブルに巻き込まれる)がほんとにおバカで笑えます。彼がこの作品を明るくするのに一役買っていると思います。
最初は何の関係もなさそうだったこの6人、下巻のあたりでは互いに少しずつ関わっていたことがわかります。

犯人が明らかになるのは本当に最後の最後です。まったくムダがありません!
私が途中で「もしやあの人が犯人?って違うか…」と思った人が犯人でした。笑
結末に至るまでも十分面白く最後にちゃんとカタルシスが得られる という作品を読んだのは久々な気がします。
勉強のための読書もいいけどやっぱり読書は楽しくあるべきだ!

この作品、すでに映画化決定されているのも納得の出来です。犯人がわかっていても映像で見てみたいかも。
ヴィカースさん、私の好きな作家リストに加わりそうな勢いです。
あとがきでは新作の構想もできているとのこと…すでに執筆中かな??楽しみです。

4270006021 6人の容疑者 上
ヴィカース スワループ 子安 亜弥
武田ランダムハウスジャパン 2010-09-16


by G-Tools

0312630735 Six Suspects
Vikas Swarup
Minotaur Books 2010-08-17


by G-Tools


拍手

足の皮ずるむけ「リバイバルケア」をやってみた

リバイバルケア(足裏美人)を使ってみた感想を書きます。
角質をむいてキレイに!というより、単に足の裏の皮を思う存分むいてみたいという目的で買った私…^^;

お風呂上がりのほうがいいかと思ったのですがすぐにやってみたかったので
お風呂場で足をちょっとお湯につけてからやりました。(気休めですが)
 足をよくふいたら準備完了。

リバイバルケアの箱には足を入れる用のビニールがふたつ入ってます。
ハサミで切るときに中の液がこぼれないように注意…
で足を入れたあとに上部をとめるテープがついているのですがなぜか全然くっつかない!
念のためセロテープを近くに準備しておいてからはじめることをおすすめします。

一時間半ぐらいつけてたと思います。
洗い流したらふやふや。

次の朝足の裏にごくわずかながら変化のようなものが。
うまく表現できませんがちょっとつっぱる感じでしょうか。
むける予感がしました。
数日すると、足の裏の指紋が白く目立ってくるようになりました。

本当にむけたのはたしか5、6日目あたりだったと思います。
ふと足に目をやると横のところがむけている…!
足裏をみると、指の下のあたりが白く浮いていてどうぞ剥いてくださいと言わんばかりになっていました。
もう本当にびーーーっとでかいのがむけるんです。
かなり感動しました。
夢中になってむいていたら、夏みかんをむいた後のように白い皮が山盛りに。

口コミを見ているとむけきるまでポロポロと剥けるのが続いてちょっと大変というような声がけっこうあったのですが私はあまりそういう感じにはなりませんでした。
指のところはちょっとだけぽろぽろした感じになってましたが…
多分最初にむきまくった時にほぼ全部むいてしまったのだと思います。^^;
無理して剥いたつもりはないのですが…。
あ、剥いた後ちょっと足の裏が敏感になってる感じはしました。
それにしてもどんだけ足の皮むき好きなんだろう自分…

皮が一気にぴ~っと剥けていくのは本当に爽快でした。
最初はベビーフット シトラスというのを買おうと思ってましたが、それより値段の安いこちらを試しにやってみたら十分むけたので、またリピートしようと思ってます。


B002CNJ7IE リバイバルケア
リバイバルケア 2009-05-22

by G-Tools
 

拍手