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英語ジョーク見本帖 by 丸山孝男

なぜか急に英語のジョーク本を読んでみようと思い立ち…
ジョークの本はいろいろあって迷ったんですが、レビューを見てダーティジョークが少ないというこの本にしました。

英語ジョークの原文・訳・解説が載っています。テーマごとに分かれており、それぞれの章は長くないので飽きずにサクサク読み進められました。
そして章の最後には毎回このジョークのオチの意味、わかるかな?的クイズがあるんですが、これが面白かったですね。
当たるとちょっと自信がつくし、当たらなかったものは勉強になります。

4469245232 英語ジョーク見本帖
丸山 孝男
大修館書店 2007-05

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柴田元幸ハイブ・リット by 柴田元幸

以前村上春樹ハイブ・リットの記事を書きましたが、その姉妹本です。
この本には柴田元幸氏が訳した短編が6つ収録されていて(対訳なので原文も載っています)、しかもそれぞれの著者が自分の短編を朗読したCDがついているというなんとも豪華な本です。
柴田元幸氏は東大の教授でアメリカ文学の翻訳者として有名ですね~。
村上春樹氏は翻訳する際に柴田氏に助言をいただいているようです。たしかアーヴィングの「熊を放つ」を訳したときに村上氏をバックアップするチームに柴田氏がいたのがきっかけとか…。

6つの短編があるわけですが、個人的に一番最初の「ハッピー・バースディ」が気に入りました。一見童話のようなテイストで始まりますがラストにただようなんともいえない哀愁…
著者のユアグローの朗読も感情こもっててノリノリで、ナイスです。
あと一番インパクトがあったのはレベッカ・ブラウンの「私たちがやったこと」ですね。カップルが、一人は目、もう一人は耳をつぶし、お互いを補い合って生きていこうとするなんともショッキングなお話です。もうこのお話の部分部分が映像として脳にシッカリ記憶されてしまって…この先忘れることはないでしょう。。。

装丁も白とブルーの組み合わせが奇麗で気に入りました。

4757414935 柴田元幸ハイブ・リット
柴田元幸(編・訳)
アルク 2008-11-28

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" Q&A " by Vikas Swarup (『ぼくと一ルピーの神様』 by ビカス スワラップ

 これはカナリの自分的ヒットだった作品です。
タイトルがそれぞれ全然違うのでわかりづらいですが、英語で書かれたこの" Q&A "が原作で映画版のタイトルが「スラムドッグ・ミリオネア」、日本語訳が「ぼくと一ルピーの神様」です。
映画とはけっこう内容が違っているらしいので、ご覧になった方も十分原作を楽しめるのではないでしょうか。

"I have been arrested. For winning a quiz show."
なんというキャッチーな書き出し…!
主人公はあるクイズショーに出て優勝し大金を手に入れられることになったんですがつかまってしまいます。
ズルしたんだろと疑われゴーモンみたいなことをされているところへ弁護士を名乗る女性が乗り込んで助けてくれます。
そして弁護士と一緒に出演したクイズショーのビデオを見て、なぜこんな答えを学があるわけでもない自分が知っていたか?というのを一問一問説明していくわけです。
章の頭で司会者が出した質問がひとつ明らかになり、主人公が身の上話をしていくと、なるほどなんでこのクイズに答えられたか、というのが章の最後にはわかるようになっています。
自己啓発書っぽいとか説教くさいとかはなく、ナゾがとける感じを味わえて楽しいです。
タージマハルが登場したり、インドの空気も味わえます。ときにはインドのブラックな部分も…。

このクイズショー、ミリオネアの元ネタであろう番組なので雰囲気はつかみやすいですね。
ドンデン返しもあって最後まで面白い本です。
著者のビカスさんは外交官。イングリッシュ・ジャーナルに載っていたインタビューを以前読みましたが、売れても子供には地に足のついた生活を送らせたいと思っていらっしゃるようでした。さらに好感度アップ!

新作の" Six Suspects "も気になってます。

055277250X Q and A
Vikas Swarup
Black Swan 2006-02-01

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4270102772 ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)
ヴィカス スワラップ 子安 亜弥
武田ランダムハウスジャパン 2009-02-20

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The Girl Who Loved Tom Gordon by Stephen King

(邦題 『トム・ゴードンに恋した少女』)

好きな作家の本を集めるのもいいけど、新しい作家を発掘するのもまた一興…。ということで、超有名作家であるにもかかわらず読んだことがなかったスティーブン・キングの作品を読んでみました。グリーン・マイルやミザリー、シャイニングは映画で見たことがあったので、まずは筋書きをまったく知らないこの本にしました。

レッドソックスの投手Tom Gordonのファンの女の子Trishaはお母さんとお兄ちゃんと一緒にハイキングに出かけます。離婚してからというものお母さんとお兄ちゃんは口げんかしてばかり。ハイキングに出かけた日もTrishaのことはお構いなしで二人で先を歩きながら言い争います。そんな二人に嫌気がさしたTrishaはふと二人とは違う道を選び、いつしか迷子になってしまいます…
ボロボロになりながら歩くTrishaにはだんだん不思議なものが見えるようになり…

<感想>
本の表紙からするとわりと怖そうな雰囲気がしましたがそこまででもなかったです。普通じゃないことが起こるまでが意外と長かったのでまだかな~という感じになりましたが、Trishaが助かるのかというだけでも気になったので脱落できませんでした。それにしてもTrishaには災難が次々に押し寄せて…もうやめたげて~!と思っちゃいました。助けるという意味のsaveと野球のセーブがかかってたり、ラストもピッチャーが好きな女の子って要素がしっかり生きてるしなかなかでした。

メジャーリーグの選手詳しくないので知らなかったのですが、Tom Gordonって実在する選手なんですね。90年代に活躍した方だそうです。でもGordonさんビックリしなかったんでしょうか。え、俺?みたいな。笑

英語のwikipediaを見て知ったんですが、作中に登場する"The God of the Lost"というのはネイティブ・アメリカンの神話に出てくる悪魔が元ネタと見られているようですね。アメリカの北東~カナダの森に住んでいて迷った人間をいたぶった挙句食べてしまうそうです。ネイティブ・アメリカンの文化には他の文化と同じく、一人前の大人と認められるためには勇気を出して危険なことをやりとげなければならないという考え方があるというようなことも書かれていました。たしかにこれはラストシーンにも通じるものがあります。
こういう知識が読む前にあって、ああこの元ネタはあれだな!とわかったらさらに楽しめたかもしれません。背景知識は大事ですね~。

キングファンからするとちょっと他のキング作品とは違う印象みたいなので、他の代表作的なのも読んでみようかなと思います。
 
 
0671042858 The Girl Who Loved Tom Gordon
Stephen King
Pocket 2000-02-01

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多読に欠かせない相棒

私の読書に欠かせないもの、それは…『透明ふせん』です!
前までは普通のしおりをつかってたんですが、代わりにこれを使い始めたらもう手放せなくなりました。
ちなみに私は3Mの6色入りのやつを使ってます。

これに出会う前は、さて今日も本読むか…と思ったときに最後に読んでた行を探すのに一瞬時間をとられていました。
特に洋書だと日本語の文章より内容がパッと目に入ってきにくいですし…。

しかしこの透明ふせんを横向きにして最後に読んでた行に合わせれば次に読むときは本を開けば即読書開始できます!
いっぱい入っているので何冊も平行して読む場合でも全く困りません。
ページが傷むこともないです。
粘着力が弱まってくると使えないので使い捨てということになっちゃいますが、けっこう枚数が入っているので長持ちすると思います。
私もずいぶん前に買いましたが当分は新しいの買わなくてもよさそうです。

あともう一ついいのが、つけっぱなしでも下の文が見えるってとこです!
いちいちどかさなくても読み始められるのはかなりいいですよ。

なんだかべた褒めしてしまいました…
ともかく透明ふせんを発明した人に幸あれ。。。

B000IGOFAW 3M ポスト・イット フラッグ 透明見出し・エコノパック 6色混合 4.36×1.0cm 683MH
住友スリーエム

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