英語のwikipediaを見て知ったんですが、作中に登場する"The God of the Lost"というのはネイティブ・アメリカンの神話に出てくる悪魔が元ネタと見られているようですね。アメリカの北東~カナダの森に住んでいて迷った人間をいたぶった挙句食べてしまうそうです。ネイティブ・アメリカンの文化には他の文化と同じく、一人前の大人と認められるためには勇気を出して危険なことをやりとげなければならないという考え方があるというようなことも書かれていました。たしかにこれはラストシーンにも通じるものがあります。
こういう知識が読む前にあって、ああこの元ネタはあれだな!とわかったらさらに楽しめたかもしれません。背景知識は大事ですね~。