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The God of Small Things by Arundhati Roy

インドの活動家アルンダティ・ロイの半自伝的小説で、1997年度のブッカー賞受賞作です。

インドで生まれた双子の兄妹エスタとラヘル、そしてその家族に起こった悲劇。
話の時系列がけっこう入れ替わるので、展開をつかむのにやや苦労しました。
でもその入れ替わりが謎や余韻を読んで、すごく効果的です。

この小説を読んで思ったのはとにかく文が詩的で美しい!
私の英語レベルでは難しい部分もたまにありましたが、それでも読み進めてしまうほど綺麗でした。
英語で読んでいてよかったと思える本です。
美しいものだけじゃなくて、汚いものや残酷なものを描写しているのにそれもひっくるめて綺麗。
鮮やかな色や空気の湿り気、むっとしたにおいまで感じられそうな文章でした。
この作者のほかの小説も読みたい!と思ったんですがどうやら出している小説はこの作品だけのようですね…

The God of Small Things The God of Small Things
Arundhati Roy

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