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Nocturnes by Kazuo Ishiguro

(邦題 『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』)

音楽にまつわる短編集です。
カズオ・イシグロの作品を読むのはこれが初めてでした。
あまり音楽に詳しくないし楽器もやらないので専門用語がいっぱい出てきたらどうしよう…と思いましたが大丈夫でした。

哀愁あふれる物語たちといった感じでしょうか。
うまく言えないのですが、人と人とのやりとりの中にリアルさを感じました。
会話の中で、ちょっと険悪なムードが混じる感じとか。
行動ににじみでる相手の態度とか。
その状況がありありとイメージできました。
けっこうクスッとくるところもありましたよ!

二番目の作品、"Come rain or come shine"が一番気に入りました。
この作品のラストの文章が個人的に大好きです。
なんともほほえましい幸せな気分になりました。

Nocturnes Nocturnes
Kazuo Ishiguro

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